校長ブログ
2025年07月8日
「平和の天使」をめざして
朝出勤してくると寝ぼけ眼の1年生が、洗面に向かうところでした。「おはよう!眠れたか。」「うん、寝たよ!」寝具の片付けも自分たちでしっかり出来たようです。楽しかった初めての校内合宿も無事に終了しました。
また今日で全てのプール授業も無事に終了。想像を超える猛暑の中でのスイミングスクールへの往復。子ども達も大変だったと思います。ご家庭のご支援、ご協力、本当にありがとうございました。
私の宗教の授業も昨日の5年生、そして今日の6年生で今学期は終わりました。5年生でのテーマは聖書にある「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんな時も感謝しなさい。」という聖句について。自分が今、喜びたいこと、祈りたいこと、感謝したいことを書きだしました。けれどもここで言われているのは『いつも』喜べ、ということ。元気で楽しく過ごせる時は喜べることでも、そうでない時はどうだろう?病気の人、災害に遭った人、戦争で苦しんでいる人…。いろいろな立場の人を思うと自分たちが当たり前だと思っていることは、そうではないかも…と気づきました。朝目が覚めることだけでも当たり前じゃない。「ありがとう!」と言わないとね、と学びました。6年生でのテーマは聖書の「サマリア人のたとえ話」あるユダヤ人が旅の途上で強盗に遭って大けがをした話です。祭司と呼ばれる立派な聖職者は見ぬふりをして通り過ぎます。しかしユダヤ人から差別をされていたあるサマリア人の旅人は、介抱して助けるのです。この行為を立派だと頭ではわかっても、日々の生活の中で困っている人に遭遇した時に、すぐに自分は助ける行動が出来るだろうかを話し合いました。「親切というのは心で思っているだけじゃ、何の意味も無いことを知りました。親切にと心で思うならすぐ行動にあらわしていくことが大切だと思いました。一歩一歩出来ることを増やしていきたいです。」(女子の感想より)高学年らしい現実的な意見も沢山出て、深い学びになりました。最後に私が作詞した『ヌヴェールが好きさ』という歌をギター伴奏で合唱。しっかりと「平和の天使」を育てます!