校長ブログ
2026年06月12日
「世界に通用する人間」とは
6年生の修学旅行も最終日。今日はハウステンボスで友だちと楽しい一日となったことでしょう。夕刻の帰着になりますが、楽しい思い出いっぱいの旅行となったことでしょう。
さて、いよいよ4年に一度のサッカーワールドカップが開幕しました。世界のスーパープレーを見て、サッカー少年達にはさらに夢中になって欲しいものです。ここ数年、ジャパンのメンバーも海外で活躍する選手ばかり。「海外でも通用する」という言葉はキーワードになっています。さて「世界で通用する人間」とは、どんな人間なのでしょう。これからの時代を生き抜く子ども達を育てるうえでは大事なテーマです。あるイングリッシュプリスクールをお訪ねした時、こんなお話を聞きました。「日本では英語が話せるだけで評価されますが、外国語が話せるだけで国際社会に溶け込めるわけではありません。海外で活躍するには、日本とその国の文化の違いを正しく理解したうえで、自分の考えを臆することなく発信できる人間力が必要です。」フランスに良く行かれるシスター宰川からも聞きました。「日本は『和を以て尊しとなす』精神が土壌にありますが、フランスはあくまでも『個』が大事で自分はどう考えているのか?を主張しなければ相手にされません。」そう言えば、アメリカで日本の留学生を指導している友人からも「大学の講義で一番前に座り積極的な学生は大抵中国の学生。日本の学生は真面目でおとなしい印象。ディスカッションでもなかなか発言しない。日本、大丈夫?」と言われて考えさせられました。ある意味、「空気を読む力」や「察する力」も大事な力ですが、「海外でも通用する」うえではそれだけでは全く通用しないということでしょう。10年ほど前にドイツに研修で行った際に移動が特急列車でした。乗車すると私の指定席に既に乗客が座っています。私たちは団体で乗車したのですが全員分の席が占拠されていて座れませんでした。「実はここからきちんと交渉する力が無いと席を獲得することは出来ないのが海外。そのことを体験してもらおうと思い列車にしました。」とは添乗員の方のお話。彼が一人ずつドイツ語や英語で交渉して、無事席には座れましたが、心に残る研修になりました。日本の文化を身につけながら、しっかりと世界にも通用する「個」を育てる必要があります。