校長ブログ
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2026年06月24日
先人の経験を忘れずに
「こんなにたくさんの方が亡くなった場所を、寅の格好をして、軽い気持ちで踏んではいけない。」渥美清さんが、阪神大震災から9か月後に焦土と化した神戸市長田区でのロケの前に語られた言葉です。いつもの冗談を一切口にせずに焼け跡に向かって深く頭を下げて黙祷されたと聞きます。渥美さん自身も末期癌が悪化されていて一歩歩くのさえ大変な状態でしたが、亡くなった方への凄まじい誠実さを感じます。昨日6月23日は沖縄慰霊の日でした。私も沖縄を訪れるたびに、この渥美さんの言葉を噛みしめます。本校では6年生の卒業旅行で訪ね、沖縄の歴史と現在の沖縄の生活について学びますが、子どもたちとしっかりと学び、深い鎮魂の気持ちで訪ねねばと思います。
このように歴史の中には伝えていかねばならない日が沢山あります。8月6日広島、9日長崎の原爆投下の日。1月17日の阪神淡路大震災の日、3月11日の東日本大震災の日など…。自分が知らないだけで世界中に現地の人々が語り継ぐ災害、事故や事件が沢山あることでしょう。今の自分があるまでに、先人が経験してきた人間としての辛さや悲しみは決して忘れてはならないものです。そしてその経験を教訓としていかねばなりません。
今日は5時間目に1学期最後の参観があり授業をご覧戴いた後に、災害時に保護者が学校までお迎えに来て戴くことを想定した、全校での引渡し訓練を行いました。これも東日本大震災後の下校途上で多くの尊い命が失われたことを教訓にして、全国で行われるようになったものです。今後も引き続き、保護者のみなさまとしっかりと連携しながら緊張感をもって備えてまいります。保護者のみなさま、ご協力ありがとうございました。