校長ブログ

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2023年07月10日

嬉しいおたより

登下校マナーについて子どもたちに話すことが多いのですが、温かいお礼の葉書をいただいたので、全校朝礼や学校だよりで子どもたちや保護者のみなさまに紹介しました。

『突然の葉書で失礼いたします。先日、京阪電車に乗った際、御校の高学年くらいでしょうか。背の高い男の子が私に席を譲ってくれました。

電車に乗った際、御校の低学年くらいの小さな男の子2人が大きな声でしゃべり、席を広く使用しふざけていました。高学年の男の子は立っていたのですが、その低学年の男の子たちを優しく注意し、私に「どうぞ座ってください。」と言ってくれました。私は脳梗塞を患い麻痺が残っているのでとても助かりました。

周りの大人は知らんふりなのに、小さい子どもが気にかけてくれたことがとても嬉しくて、直接お礼を言いたかったのですが、麻痺でうまく喋れず、優しくしてもらったのにお礼を言えなかったので、このような方法を取らせてもらいました。他の子どもたちの模範となるようなあの優しい男の子がもしわかれば「ありがとうございました」とお伝えください。傘に「〇〇 〇〇」と書かれていたと思います。一応メモをしたのですが、はっきりと見えた訳ではないので違うかもしれません。

やはり、聖母のお子さんはしっかりと教育をされていますね。これからもあんな優しい子どもたちがたくさん育つ学校にしてください。ありがとうございました。』

子どもたちには、ご病気のため震える手で時間をかけて手紙を書いてくださったこと、席を譲った子どものことを大切に思って書いてくださったこと、自分たちも乗車マナーを守ることはもちろんのこと、優しい気持ちをもって人に接することを伝えました。

お手紙をありがとうございました。該当する男の子がわかりましたので、本人とご家族にも連絡しました。親子で大変喜んでおられました。