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その他 1年生算数 みんなに同じ数ずつ…どうやって?

3学期の学習がスタートしました。
1年生の算数では「同じ数ずつ分ける」方法についてをみんなで考えました。
実はこれは3年生で学習する割り算に近い学習内容です。

「12枚のクッキーを3人に分けてあげる」
先生がクッキーのカードを配ってみると、5枚もらった人、4枚もらった人、3枚もらった人…数がばらけてしまいました。
「3枚の人がかわいそう~」「5枚の人だけいいなぁ」
1年生らしい素直な反応が返ってきます。
「じゃあ3人に同じ数ずつ分けてあげよう」

「4枚ずつ!」との声は聞こえてきますが、ここで「どうやって?」を考えます。

いきなり4枚ずつ配ってもたしかに分けられましたが、ここでは「1枚ずつ配る」という考えが出ました。
1枚ずつお皿において、次に2枚目を配って…とすると最後には4枚ずつとなりました。

配り終わった後は、余らせずにちゃんと全部配れたかもう一度確認します。
「4+4+4=12」
2学期までの学習もしっかりと振り返って確かめることもできました。
みんな同じずつ仲良く分ける。
割り算と考えると難しい問題も、ものをつかって1個ずつ、1年生の力で考えることができました。
総数が12という小さな数のため、「4ずつ」とすぐにひらめく児童もいますが、「どうやって」を考え、確かめまで行う中で思考のチャンスが生まれます。
1年生の算数学習も徐々に終わりに近づいています。考える楽しさをたくさん味わいながら学習を進めていきます。