2025.02.28 │2年 2年生 誕生「いのちのお話」
助産師の織田先生をお呼びして、2年生の「大きくなったわたし」の学習を深める「命のお話」をお聞きしました。この講演は、生命の誕生や命の大切さについて学ぶ貴重な機会となりました。
織田先生は赤ちゃんがどのようにお母さんのお腹の中で成長するのかを分かりやすく説明してくださいました。赤ちゃんは最初は小さな針の穴ぐらいの大きさから始まり、お母さんの体の中で大切に育てられることが、子どもたちにとって新たな発見となりました。
紙に開けられたほんとうに小さな小さな穴に光を通して、「こんな小さな命のはじまりから心臓動いてたの?」と驚きを隠せませんでした。
ピーナツぐらいの大きさになり、手のひらに乗るぐらいになり…そんな小さな頃からお母さんのお腹の中で大切に大切に守られてきたことも知りました。
りんごぐらいの大きさになり動き出した赤ちゃんは「素晴らしいことができるようになったんだよ」という言葉に頭の上にハテナが飛ぶ子どもたち。
実はこんな頃から皮膚の脱皮をして、羊水が汚くなるとそれを飲んで身体の中で綺麗にして出すのです。
なんと素晴らしい能力。お腹の中でしている本能の凄さに子どもたちもびっくり。
そして、誕生の時になりました。
お腹の中で「さぁ!産まれるよ!」と合図をするとお母さんの身体が自然と出産準備を始めますが、赤ちゃんも始めます。体を小さくして、頭蓋骨も重ねて小さくして…そして、「いのちのみち」を進んでいくときに回転しながら産まれます。また、「いのちのまど」をあけるお産もありますが、それも周りが赤ちゃんを大事に考えてるから行うことだと聞きました。
お話は視覚的な資料も多く使用され、赤ちゃんの成長過程を具体的に理解できる内容となっていました。子どもたちは、すべての人にはそれぞれの誕生のストーリーがあり、それぞれが特別な存在、すべての人の宝物であることを学びました。
また、命は今も大切にされなければならない観点より、プライベートゾーンの話など、保健体育に関わるお話も聞かせて頂きました。あたりまえのことですが、「わたしだけの場所」は自分の心と繋がっていているのだから、もしもの時には「嫌だ!やめて!」という練習もしました。
今回の講演を通じて、子どもたちは命の大切さについて考え、自身の存在意義についても感じることができたと思います。このような学びの機会を設けることで、生命の尊さや人とのつながりを理解する手助けをしていきたいと考えています。
今後も、様々なテーマでの学びを通じて子どもたちが成長できる環境を作っていきます。ご家庭でもぜひお子さんとお話しされてみてください。