2025.06.26 │2年 2年生 算数の卵発見
夏の日差しも強くなり、子どもたちは遊び時間に外へ出る時には必ず帽子を被るのがルールとなります。
いつもボールを抱え、帽子を被って外へ飛び出す男の子が、一生懸命ボールに帽子を被せてあげようとしてました。
一体何をしているのか?と不思議に思いながらも
「帽子のゴムが大きくなっちゃうからやめたら?」
と声かけると
「え?なんで?大きくならないよ?」
と不思議な顔をします。
「いやいや、ボールの方が絶対あなたの頭より大きいのよ?」
と伝えるとその子はボールと自分の顔を並べて比べて首を傾げます。
低学年のボールは柔らかいソフトボールで大きめなのです。
すると周りの友達も寄ってきて、その子の顔とボールを見比べながら
「あれ?どっちが大きいのかな?」
とどうすれば大きさがわかるのか話し合いを始めました。
ある子が
「はかりたいよね?」
と言い始めたので、誰でも使えるように置いてある紙テープの存在を思い出させると
「そうだ!長さの時にやったよね!」
と意気揚々とボールの周りの長さ、そして、その男の子の顔の周りを測り始めました。
測られてる男の子も
「僕はいつもゴムを耳にかけてるから耳の後ろを通して顎にかけて!」
と要求。
何人か総出で測ったところ…
なんと…
なんと…
男の子の顔とボールの大きさはさほど変わらないことが判明!
みんな驚きを隠せません。
「あれ?でも、ボールは帽子をちゃんとかぶれないよね。なんでだろう…」
男の子は次の疑問にぶち当たったようです。
人間の顔は丸ではないので当然なのですが、彼らの算数の卵が一つ育った時間だと感じて嬉しく思いました。