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2年 2年生総合フロンティアコース ミュージアムジャック〜動物園ミニガイド〜に向けて

2年生の総合フロンティアコースでは、「ミュージアムジャック~動物園ミニガイド~」に向けて準備を進めています。

ここでいう“ミュージアムジャック”とは、さまざまな社会教育施設において、実際の体験活動を通して学びを深めていく教育プログラムのことを指します。今回、京都聖母学院小学校では、地域の社会教育施設である「京都市動物園」さんにご協力いただき、子どもたちが学習を通して培った視点や気づきを実際の場で活かしながら学びを広げていく機会をいただくことになりました。

5月の遠足では、「獣医さんのお仕事」というテーマでお話をうかがいました。今回の学習テーマは大きく分けて2つ、「動物の体のつくり」と「動物福祉」です。

「動物の体のつくり」では、実際の標本を用いて、体の特徴や骨格の秘密について詳しく教えていただきました。本物の骨格標本を間近に見た子どもたちは興味津々。触れてよい時間には、指先でそっとなぞりながら「こんなにかたいんだ!」「思ったよりふさふさしてる!」と、驚きと発見の声がたくさん上がっていました。

後半の「動物福祉」では、飼育および展示における“個々の動物の身体的・心理的状態”についてのお話を伺いました。動物の表情だけでなく、心拍数、行動、群れの動き、声など様々な情報から、その動物が安心しているのか不安なのかを読み取っていることを教えていただきました。子どもたちも、動物の状態に気づく視点をこれからの探究で深めていきます。

これからも数回にわたり動物園を訪れ、観察したり、説明の練習やガイドの動きを学んだりしながら探究活動を進めていきます。

この取り組みの最終目標は、身近な自然や社会の仕組み、そして私たちが直面する地球規模の課題について学び、共通・連帯・行動に関する資質・能力を高めていくことにあります。「本物」との出会いや地域とのつながりの中で、子どもたちがどのように考え、主体的に学んでいくのか、引き続き見守っていただければ幸いです。

本番は来年1月を予定しています。続報をお楽しみに!