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その他 むかえる春

春休みの間、始業式に学校へ戻ってくる子どもたちを迎えるために御世話を続けていた花。入学式で新しいファミリーを迎えるための花。その一部は5月の学校説明会でお客様をお迎えするための花でもありました。その花に、水をやりながら、なんのためにあなた方はそんなに美しく咲いているの?と思わず問いかけてしまいました。幼稚園の前に咲く真っ赤なチューリップが、遠くからでもはっとして目を引くような色を輝かせてもいました。桜の花びらが風に舞い、目の前でふっと高いところへ上がっていきました。

水を得た花は、あっという間に元気を取り戻していきましたが、私は学校へ来て、元気に新学期を迎えられなかった子どもたちの辛い、さびしい心の中を思いました。

新しい学期を迎え、先生方は、新しい出会いをイメージして準備をしていましたが、突然の休校となり、それもかないませんでした。

子どもたちの心へ届けと、第一便の荷物が発送されました。無理を言って学校まで駆けつけてくれた赤い車3台。先生方で積み込み、走り去るその車を見送りました。手を合わせている先生もいました。深々と頭を下げている先生も。みんな、この車が私たちの子どもたちと学校をつなぎ、少しでも子どもが元気になればと祈りながら。

空の鳥、野の花を見よ  マタイによる福音書

ふと道ばたに咲いている花に目を向け、空を飛んでいる鳥を見てみましょう。

きれいなものを見つけて、それを見つけられたことを幸せだと思い、神様のかぎりないお恵みに私たちが感謝することが出来ますように。