卒業生VOICE

私たちが聖母小で見つけたもの

先輩たちに聞く、聖母小の6年間

音楽は常に発見の連続。作曲家のメッセージを伝えることができ、人を感動させられる音楽家になりたい。
東京藝術大学音楽学部在学中

吉田 紫花 さん

国際コース 16年度卒業生
京都聖母学院中学校
京都市立京都堀川音楽高等学校

現在は、国内でのヴァイオリンソロリサイタルの開催や、国内外でのオーケストラ公演への参加、
テレビ東京系列アニメ「ポケットモンスター」のレコーディングに携わり、
世界3代教育音楽祭とも言われるパシフィックミュージックフェスティバルにて
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団元コンサートマスターのライナーキュッヒル氏と共演するなどの活動をしています。

信頼する先生と仲間と努力できたことは、忘れられない思い出です。

小学校時代の思い出を挙げるとしたら大きく二つあります。
一つは、国際コースで6年間同じクラスメイトと研鑽を積んだことです。
充実した英語の授業、3年生以降は英語合宿が行われたり、自分達で英語の物語やCMを作成したりなど、
他にも沢山の充実したカリキュラムのもと、素晴らしい環境でクラスメイトと小学校生活を過ごしたことは私にとって大切な思い出です。
二つ目は、合唱団に所属し、音楽を作りあげたり高みを目指す中で、仲間と切磋琢磨したことです。
私は小さい頃からヴァイオリンを習い、一つのことに打ち込むことはずっとしてきましたが、
小学校ではじめて、一つの目標に向かって仲間と切磋琢磨する喜びを知ることができました。
合唱団ではコンクールを目指し、良い結果を得られたこともそうで無かったこともありましたが、
そこを目指す過程の中で、信頼する先生と仲間と努力することができたことは、私の人生においても忘れられない思い出です。

海外の音楽家との交流や共演の際、英語を共通言語として、理解しあえるのは小学校からの英語学習があったから。

小学校での学びにおいては、やはり、小さい頃から英語の学習をしっかりと行ったことで、
海外の音楽家との交流や共演があった際に、英語を共通言語として話し、理解することが出来ることは本当に役立っております。
学校生活では、キリスト教の教えをもとに、従順と純潔の心、隣人を愛す心を養えたことは今の自分にも何か繋がるものがあるように感じます。

小学校での合唱団での経験をもとに、仲間と切磋琢磨する環境に憧れを持ち、小学校卒業後、佐渡裕とスーパーキッズオーケストラというオーケストラに所属していたのですが、
被災地への復興支援ツアーや、いろいろな場所での公演を通じて音楽には人を勇気づけたり元気にする力があることを身をもって学びました。
また、何百年も前の作曲家が書いた楽譜を読むことは、常に新しい発見ばかりで、何年も前に演奏した曲を再び演奏するときには違った作曲家からのメッセージが見えてきたり、音楽は常に新しい発見の連続で、そんな音楽が大好きです。
このような経験をもとに、作曲家のメッセージを伝えることができ、人を感動させられる音楽家になりたいと思っています。

 

Messege

後輩の皆さんへ
聖母小学校での生活は楽しいこと、たくさん悩んだこと色んな経験がありましたが、全てが自分にとってかけがえのない思い出です。
今みなさんは勉強を頑張っている人、何かに一生懸命に頑張っている人、色んな人がいると思いますが、
聖母には思いやってくださる先生方やかけがえのない仲間たちがいて、支えてくれる家族や周りへの感謝を忘れず日々努力し、素敵な学校生活を送ってください。

 

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