卒業生VOICE

私たちが聖母小で見つけたもの

先輩たちに聞く、聖母小の6年間

英語を学んだ6年間は大人になった今も宝物です。
多くの教科を英語で学び「生きた英語」を身につける。そんな6年間をすごした京都聖母学院小学校の卒業生が母校を訪ね、英語に導かれた日々とその後の未来について語り合いました。
国際コース3期卒業生
下村啓輔さん、西田龍平さん、川口侑芽さん、今福千晶紀さん、松田莉理さん、廣安八重さん(左2人目から順に)
三宅正人先生(左端)、石上まゆみ先生(右端)

英語を英語で理解する力が身についた

今年は京都聖母学小学校を擁する聖母女学院が創立百周年、そして国際コースが20周年の節目を迎えます。皆さんが国際コース3期生として「英語で英語を学んだ」6年間は、その後の人生にどう活かされましたか。

中学の英語は苦労せず、聖母と同じ感覚でやっていけました。

単語帳も使ったことがありません。高校の先生には「英語を英語で理解しているからだろう」と言われましたね。

特にリスニングは全然勉強する必要がなくて、本当に助かりました。

周りの皆はリスニングに苦しんでいたけど、おのずと高得点が取れました。

1期生や2期生の先輩からも同じ声が寄せられます。聖母でネイティブの先生が言うことを理解できていたからでしょうね。

英語だけの環境にもすぐ順応できた

聖母では辞書も「英和辞書ではなく英英辞害を使いましょう」と指導を受けました。中学・高校は英語だけの環境でもすごしましたが、聖母での経験がなかったらついて行けなかったと思います。

聖母を卒業する直前に家族で渡米することになり現地の学校に編入したのですが、聖母でリスニング力をつけていたので授業について行けました。国際コースで1年生から「英語を英語で」学んでいたおかげで、文法の違いに戸惑うことなく英語を英語のまま理解できたのだと思います。

国際学会に出席すると、同期から「どうして、そんなに積極的に話せるの?」と羨ましがられます。聖母ではネイティブの先生たちと自由に話せる環境だったので、100%伝わらなくてもコミュニケーションできるようになったと思っています。

論文も、英語で読んで英語で書くのが基本です。国際学会で発表すると必ず質疑応答があるのですが、英語の質問にも英語で答えることができています。

ネイティブの先生が「自己主張をしなさい」と教えてくださったので、マインドの面でも影響を受けました。自分の意見をはっきり言えるのは、社会においても大切なことだと思います。

それぞれの夢に息づく建学の精神

今後はどんな道に進んでいきたいですか?

今はドメスティックな部署にいますが、国際系の部署で英語を使う業務に就くことを希望しています。

私もいずれは海外で働きたいです。海外とのやりとりが多いメーカーなのでTOEICの受験を推奨されるのですが、聖母の経験があるので研究に時間を割くことができるのが強みです。

社会人3年目で管理栄養士国家資格を取得しました。地域の現場で資格を活かしていきたいと考えています。

化学系の製品や仕組みの開発に携わっているので、もう一度じっくり学び直し、女性研究員としてやっていきたいです。

目標は、患者さんにとってベストな治療を追究し、患者さんが納得する治療ができる歯科医師になること。そして、聖母から今まで学びを支えてくれた親に少しでも恩返しできたらと思います。

真理の探究と実践、「従順」と「純潔」ですね。

聖母の建学の精神ですね、よく覚えていましたね。これからも聖母ですごした頃の気持ちを忘れず、SNSなどさまざまなかたちでつながっていてください。

日常的に英語に接していたので、当時もその後も、非常にスムーズに英語でコミュニケーションを取ることができるのですね。完璧な英語でなくてもコミュニケーションは取れるという意識があり、言葉の壁を感じず相対することができる。 つまり、世界中の人たちとコミュニケーションを取ることができると実感できています。これは本校の国際コースがテーマとしている「Do in English. 英語で学ぶ」ことの成果と考えています。聖母のホームページでは創立百周年、国際コース20周年の告知をしていくので、そちらもぜひのぞいてみてください。本日はありがとうございました。

 

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