校長ブログ

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2025年06月4日

創立記念日をお祝いしました

 今日は102回目の創立記念日でした。ベルナデッタホールに全校で集まり祈りの集いがありました。本校には「奉仕隊」と呼ぶ4年生以上の有志の子どもたちがいて、宗教的な行事の進行を担当します。今日も舞台に上がった「奉仕隊」の子どもたちが、7人のシスター達がフランスのヌヴェールからはるばる40日の船旅で来日されたこと。玉造で27人の子どもから学校が始まったこと。香里に立派な校舎が出来たこと。戦時中は運動場も畑となって全員が奉仕活動をしたこと等が、写真やイラストをふんだんに使ったパワーポイントで紹介してくれました。その後、祈りの集いが始まりました。祈りの集いでは「聖歌」を歌い「聖書朗読」を聞き、「勧めの言葉」としてお話を聞きます。今日はこの学校を設立されたヌヴェール愛徳修道会のシスター宰川が来てくださり、創立者の願いについてお話してくださいました。シスターは「100年前、日本について何も情報を持たず全く日本語が話せないシスター達が、そこまでして日本で伝えたかったことは何だったのでしょう。」と問いかけられました。インターネットも本も全く無い時代です。気候風土も文化も全く違う日本での生活は想像を絶するくらいの苦労の連続だったことでしょう。「シスター達には今日出会う人に行動や生き方を通して神様の愛を伝えたい…つまり皆さんに幸せになってほしいという願いがあったのです。どうか皆さん、頑張ってください。」シスターからはそのようなお話をして戴きました。初心に帰り、本当に一人ひとりが大切にされる、幸せを感じる小学校にしなければ!と強く感じました。