校長ブログ
2025年10月13日
受け継がれる思い ―運動会を終えて―
昨日、無事に運動会を終えることができました。
各学年の子どもたちの様子は「News & Topics」に掲載しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
ヌヴェールの運動会といえば、6年生の係活動も大きな見どころです。
審判・用具・得点・招集・放送・応援など、それぞれの持ち場で、下級生のために自分の力をつかいます。自分の競技や演技だけでなく、全体を支える役割にも全力で取り組む6年生たち。その真剣な表情がとても印象的でした。近くにいた放送係の子は、自分の徒競走を終えたあとすぐに放送席へ戻り、息を整えてからアナウンスをしていました。子どもたちの中に育っている責任感と誇りがどの子からも感じられ、頼もしく思いました。
また、今年はコロナ禍以前以来となる「保護者種目・つなひき」も復活しました!
小雨の中にもかかわらず、多くの保護者の方々や卒業生のみなさんが参加してくださり、大いに盛り上がりました。先生たちも加わり、笑顔と歓声があふれる楽しい時間となりました。中には軍手を用意してきた卒業生も。勝負にこだわり、「絶対負けたくない!」と言って、この子たちが6年生で優勝したときの姿も思い出し、懐かしい気持ちになりました。
つなひきに出場していただいた方には、小学校同窓会さくら会様より、素敵な記念品をいただきました。同窓会のみなさまにも、あらためて感謝申し上げます。
終了後の片付けでは、雨の中にもかかわらず、保護者のみなさまの温かいご協力に心から感謝いたします。そして、卒業生が「他に手伝うことはありませんか?」「これも外していいですか?」「まだやれますよ!」などと声をかけながら片付けを手伝ってくれる姿に、胸が熱くなりました。
人のために自分の力を惜しみなく使おうとする――そんな卒業生たちの姿こそ、本校の誇りです。
子どもたちの中に、こうした思いや行動が確かに受け継がれていることを感じ、心からうれしく思いました。