校長ブログ

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2024年04月16日

共感する力を育む習慣

「先生、水筒を忘れてたの、僕です。」「私。セーター、落としてました。」ちょっぴり照れくさそうに子供が職員室に。昨日朝礼時に紹介があった落とし物が、翌日にはすべて持ち主のもとに戻りました。素晴らしい!子供たちに大きな拍手を送ります。まずはお友達が落としたり忘れたりした物をきちんと先生の所に届けてくれる人がいるということ。そして「あっ、自分のだ。」と思ったら、ほっておかずに勇気を出して申し出てくれる子供がいること。当たり前のようで、共感する力が育っていないとできることではありません。物が豊かで溢れている現代。本校の、大事に何年も同じものを使い続ける習慣は、これからも大事にしていきたいものです。そう言えば、私が以前勤務していた時代に1年生のお子さんがおられたお母さんと大廊下でバッタリ再会しました。「先生、あの子の妹です。もう高学年なんですよ。」そして傍にいた妹さんはお兄ちゃんが使っていたランドセルを今も背負っていました。「お兄ちゃんが大事に使っていたランドセルやし私も大事にするって言ってね。大事なことを学ばせて戴いています。」お母さんの子育ての姿勢にも頭が下がった嬉しいひとときになりました。