校長ブログ
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2024年04月24日
「なぜ?」を大切に
「校長先生。なぜ校内着から制服に着替える時間が授業後に変わったのですか?」朝、5年生の女の子が尋ねてきました。昼食後に帰りの制服に着替えさせ午後の授業に臨んでいたのを、今春から最後の授業と帰りの会が終わってから着替えることに変更したことを言っているのです。「わかった。担当の先生にきちんと尋ねてから責任もってお答えするね。」「はい。お願いします。」女の子はニコッと笑って去っていきました。変更の理由は、休み時間も挟むため着替える時間が個々まちまちになり、着替えが遅い子供は5校時の授業が始まってもまだ着替えている現状にありました。帰りの会が終わってからであれば、授業に遅れる子供も出ません。担当の先生に確かめたうえで、5年生の教室に女の子を訪ねました。私の説明に「わかりました!そういうことか…ありがとうございました。」さらに明るい笑顔で会釈してくれました。『きまりだから』という答えは簡単です。しかし、何故そのきまりがあるのか?納得したいと尋ねてくれた女の子の勇気に100点満点をあげたい気持ちです。「自分の頭で考え自分なりの問いを持とう!」こんな取り組みの一つの成果だと思います。女の子の笑顔が忘れられません。