校長ブログ

　廊下に美味しそうな香りがします。のぞくと６年生が家庭科の調理実習をしていました。「校長先生！見て、見て！」男の子が器用に包丁で人参を切っていました。「家でもやるの？」「うん、時々。」今日のメニューは野菜炒め。他にピーマンやキャベツを切っている子どももいました。左手でフライパンを傾け、ヘラで野菜を上手に炒めている女の子もいます。傍で同じ班の男の子が感心して見ています。「料理は大好きだから…」女の子は得意げに話してくれました。６年生になっても男の子と女の子が仲良く調理ができる…嬉しいことです。

　今日はもうひとつ6年生のことで嬉しい出来事がありました。２年生のお母様から戴いた連絡帳です。担任の先生がニコニコしながら「いい話ですよ。」と届けてくださいました。昨日はご存知のように１６時ごろから京阪電車が停まってしまい、下校途上の子どもたちが駅や電車内、そして学校で足止めとなってしまいました。このお母様は下校が遅れたお嬢さんを京橋駅までお迎えに行かれたのですが、到着が10分ほど遅れてしまい、どうしているかな、心細い気持ちで待っているのかなと不安な気持ちで待ち合わせ場所に向かわれたそうです。すると6年生の本校の女の子が、お嬢さんと一緒に待ってくれていたそうです。「一緒に待ってくれてたの？ありがとう。」と言うと、「いえ、何も予定無いですから。」と答えてくれて感心しましたとのこと。しかも6年生は環状線でお嬢さんとは逆方向だったそうで、「2年生を一人待たせてはいけないと、一緒に待ってくれた気持ちがとても嬉しかったです。」と綴られていました。さすが全校の憧れの6年生！心が温かくなりました。6年生！ありがとう！