校長ブログ
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2025年06月14日
吹奏楽部の参観がありました
今日は吹奏楽部の指導の参観日。保護者の方々が多数音楽室に集まってくださいました。私も途中、ほんの少し見学をしました。ちょうど「音、出してみて。」指導の松村先生がある女の子に伝えているところです。音を出しますが求めた音が出ません。「もう一回。頑張れ!」まだ出てないようです。「もう一息。もう一回。」全員の目が女の子に。頑張って何度もチャレンジしていました。考えてみると、どの子どもも生まれて初めて楽器に触れた子どもばかり。まずは音を出すことからの練習です。先生に聞くと、楽器の大きさにまだ小学生の手が合わないこともあるようで、正しく場所を押さえられない事も多いそうです。それにしても、普通の授業の参観日なら、発表を当てられた子どもは緊張することはあっても、それ以外の子どもはそれほどでもないでしょう。ところが吹奏楽は違います。誰の耳にも聞こえる「音」があるために、ごまかしも妥協も許されません。今日の参観も非常に張りつめた雰囲気でした。参観終了後、先生にあんなふうに「もう一回!」と追い詰めるのは大丈夫なものなのか?と尋ねました。「あの子は絶対、大丈夫です。今はうまく押さえられていませんが、秋にはきちんとした音が出せるはずです。」松村先生の笑顔に子どもとの信頼関係を感じました。こうして一人ひとりの頑張りが重なり合って一つの曲に仕上がっていくのです。今から運動会のマーチングが楽しみです。頑張れ!吹奏楽部!