校長ブログ
2025年07月3日
1年生と2年生の宗教の授業をしました
昨日は2年生、そして今日は1年生の宗教の授業をしました。昨日のテーマは「ゆるす」。ルカの福音書にある「放蕩息子の話」を紙芝居で紹介しました。ある金持ちの家庭で育った息子が、「自分は自分の思うように生きていきたい。僕がもらうはずのお父さんのお金を今すぐ分けてほしい。」と父親に言って、お金を貰って家出をしたのです。やがて楽しかった時間は過ぎ去り一文無しになった息子は、父親のもとに帰ろうとトボトボと故郷を目指します。ひょっとすると息子と認めてもらえないかもしれない…と不安を抱きながら。ところが父親は毎日息子の帰りを外で待っていたのです。やがて父親は地平線に見えたボロボロの息子に自分から駆け寄り抱きしめたのです。私はこのお話が大好きです。どんなことがあっても神様はこの父親のように待っていてゆるしてくださるのです。「神様がゆるしてくださるのだから私たちもゆるさないとね!」そんなお話をしました。
また今日の1年生のテーマは「テスト」。学校のテストはテストする日はわかっているけど、出る問題はわからない。けれども一生が終わった時の神様のテストは、テストする日はわからないけど、出る問題は神様が教えてくださっている。と話しました。そして神様の出される問題はたった1問!「あなたは人をたいせつにしましたか。」という一問だけ!この問題で〇がもらえるようにするお勉強が宗教だよ、と話しました。この授業はマタイの福音書にある「羊と山羊の話」がもとです。神様は最後の裁きの時、「あなたの近くにいる最も小さな弱い人にしたことが、私にしてくれたことだよ。」と仰るのです。子どもたちに頑張って神様のテストに準備していこう!と話しました。授業のしめくくりにギターを弾きながら子どもたちと聖歌を歌いました。本当に本当に幸せな時間でした。