校長ブログ
BLOG
2025年09月24日
「うんとかすんとか」言いなさい!
私は、「うんとかすんとか言いなさい」、「返事は⁉」と子どもたちに言うことがあります。「家でも言われる」、「言われたことない」と子どもの反応は分かれますが、高学年になるにつれて言われる子どもは増えてくるようです。こちらが話しているとき聞いているような顔はしていますが、返事や相槌がないため、「聞いているの⁈、分かっているの⁈」と言いたくなる場面がご家庭でも多くなるのだろうと思います。
さて、「うん」は相槌として最低限の言葉で、それさえもしないという意味と理解できますが、「すん」はどういった意味なのか分からないまま私は口にしていました。「うんとかすんとか」を調べてみると諸説ありました。
「うん」と「すん」は単なる語呂合わせ。
「うんどころか、すんという物音さえ立てない」といった状態を表している。
ポルトガルから伝わったトランプより少し小さい「ウンスンカルタ」というゲームが語源で、あまりに皆が熱中して無口になるから。
授業に熱中し「ウンスンカルタ」みたいになる子どももいる(いてくれると期待)と思いますが、「あ~眠たいなぁ」、「お腹減ったなぁ~」、「難しいなぁ~」、「そんなん、分かっているし」等々が浮かんでいる子どももいるのでしょう。「黙ってないで、うんとかすんとか言いなさい」と注意すると、この時ぞばかり、「うん!」、「すん!」と大声で連呼し無表情から一気に笑顔になり大騒ぎになります(あかんやろ…ほんまええ加減にしいやです)。