校長ブログ

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2025年09月25日

命を預かること(その3)

3年、4年の教室で、順調に交代で「ヤモリ」の飼育が始まりました。

しかし、24日(水)に2人揃って「もう、自然に返してあげたい」と言いに来ました。案外早くその時期がきたことに少し驚きましたが、理由を聞いてみると思った以上にヤモリの世話は大変だったようで、2名が話し合いをして納得のうえでの決定でした。

寒くなる10月末を目途に逃がすと言っていましたが、特に9月は連休が多く、13日~15日と20日~23日は自宅での飼育となり、生きた虫(バッタやコウロギなど)を探すことや、エサやりの苦労がその決定を早めたようです。

外国産の生き物をむやみに自然に放すことは論外ですが、ヤモリの命を自分のできる範囲で預かり飼育し、また、元気なうちに自然に返す気持ちになることはそう簡単ではないと思います。多くのケースではエサを与えずに放置、管理が悪くて逃げられるなども多々あります。生き物の好きな子どもは、こういったことを繰り返して飼育を極めていきます。ご協力いただいた保護者の方々に感謝いたします。ありがとうございました。

さて、次は何を持って帰ってくるんでしょうか…(できれば事前におうちの方に聞いてから持って帰りなさいよ)。