校長ブログ
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2025年11月25日
怖いもの知らず
私のもとには様々な生き物が送り込まれてきます。ここ数年はカブトムシやクワガタムシ、蝶の幼虫等、「教材」として不思議でない生き物が中心でしたが、二学期に入るとヤモリも登場し、虫以外の生き物も度々職員室の私の机の上に置かれるようになりました。
先日、「先生何とかしてください。教室にいます。子どもが捕まえてきました。逃がすように話してください。ちょっと手に負えません」と担任が懇願してきました。正体は大きな「百足(ムカデ)」でした。
教室に行って捕まえてきた子どもと話をしましたが、いたって真剣に飼育するつもりのようです。毒の強さ、手を噛まれたら激痛だけでなくグローブみたいに腫れること、教室で逃げ出すと多くの人たちが危険な状況になり、他のクラスを含めて大きな迷惑を掛けることなどを伝えました。「教室では絶対に飼育してはいけない危険な毒のある生き物。今日は先生が預かるから、どうしても欲しいならおうちの人に持って帰ってもいいか聞いてきなさい」と言って職員室に持ち帰りました(担任が事前に確認するとご家庭のご意向は「お持ち帰り断固拒否」でした。ごもっともです)。
一方、職員室での世論はあえて詳しくお伝えしませんが、「何が今日はいるんですか?」とケースを覗き込んだとたん、文字で書けないような声で嫌がれました(まあ無理もない話で、見るのも嫌とはこのことですね)。二重ケースにしようが、ケースと蓋のあいだに逃亡防止のキッチンペーパを挟もうが、私の足元に置こうが空気は拒否感100%の一枚岩でした(職員室のご意向は「お預かり断固拒否」でした。ごもっともです)。