校長ブログ

BLOG

2021年06月3日

創立記念日

6月3日は創立記念日でした。全校児童で祈りの集いをオンラインで行い、創立者をはじめ学校に関わってくださった全ての方々に感謝して祈りました。式の進行は、5・6年生の宗教委員のみなさんです。事前に打ち合わせを入念に行い、聖堂からメッセージを発信しました。私からは、創立者であり、初代校長であったレヴェランド・メール・マリー・クロチルド・リチュニエが、朝礼で話されたことを話し、昔も今も大切にしていることは変わらないということを伝えました。

『毎日行われた朝礼で話されたことを、生徒が朝礼ノートにまとめていました。どんなお話か、1つ紹介します。「みなさん、挨拶ができる人になりましょう。マリア様も挨拶を大切になさいました。マリア様のおばさまが身ごもられたときに、マリア様は遠く離れた町まで出かけ、お慶びの挨拶をなさいました。拶は心を優しくするものです。人よりも先に挨拶する人になりなさい。私たちは、人に喜びを与える子どもですから。』

校章について話します。みなさんの校内着、かばん、ランドセルにもついています。中にかかれているのは、「エルミン」という想像上の動物で、その周りをOBEISSANCE ET PURETE(従順 純潔) という文字が囲んでいます。OBEISSANCEは、「耳を傾けて注意深く聞く」ことを意味します。さらに単に聞くだけではなく、本当のことを聞き分け、それを実行する、真実を語りかけてくださる神様に「ついて行く」「従う」ということを意味します。PURETEは、「まじりけがない」「純粋である」ということです。具体的には、「すんだまなざし」「自我にとらわれない心」「いつわりのない生き方」などを意味します。この校章には、創立者の願いが込められています。

午後に校内を見て回っていると、2年生と4年生が宗教の学習をしていました。2年生は、校章を描いて勉強しているノートを私に見せにきてくれました。4年生は、聖書をめくって「校長先生が読んだ聖書の箇所はここでしょ。」と話してくれました。担任から配られたみ言葉のしおりのことばについても話してくれました。朝の話が子どもの心に届いていて嬉しくなりました。話をよく聴いてくれてありがとう。神に感謝。