2022.10.15 │4年 4年生 遠足「琵琶湖疏水を辿って」
4年生は、社会科で「用水の建設・琵琶湖疏水」について学びました。そのまとめとして10月12日に琵琶湖疏水記念館を訪れ、インクラインを見学してきました。
三条京阪から出発し、鴨川運河を冷泉通まで辿り、そこから琵琶湖疏水沿いを歩いて動物園や琵琶湖疏水記念館のある南禅寺周辺まで歩きました。
直角に曲げられた用水路を見ると、改めて琵琶湖疏水が人の手によって作り出された人工物であることを実感しました。
1時間少々歩きましたが、「楽しく歩いていたらあっという間に着いた!」と子どもたちは言い、余裕の表情でした。
次は、2クラスずつに分かれて疏水記念館とインクラインを見学しました。
記念館はDVDの鑑賞と館内見学で琵琶湖疏水について詳しく学びました。館内見学ではインクラインが動いている様子を模型で見たり、疏水周辺のジオラマを見たりしました。また、当時のことがわかるものもたくさんあり、学びが深まりました。
DVDの鑑賞では、上下水道のキャラクターの澄都くんと共に琵琶湖疏水の歴史や現在の状態なども学びました。
インクラインでは、実際にインクラインが動いていた時代を思い浮かべながら、線路を辿って登りました。三十石舟を乗せた代車や船溜まりを見学しました。明治時代に出来てから今現在まで変わることなく水を送り届ける琵琶湖疏水の流れを見ました。
また、昼食時には京都市動物園を利用しました。動物たちも疏水の恩恵を受けて生活していることを知り、ますます疏水の偉大さを感じました。
琵琶湖疏水は、今もなお京都市や京都市以南の町の飲料水などとして使われています。琵琶湖疏水の建設の歴史や思いを知り、この歴史ある遺跡を大切にしていきたいと思います。