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4年 4年生 算数「調べ方と整理の仕方」

4年生の算数には集めた情報を整理し、その整理されたデータから考察をする単元があります。集めた情報を表を使って数値化し、その数値から気づくところを見つけた上で、どうすればよいか、何がわかるのかを話し合う単元です。

教科書には「一週間のけが調べ」が載っていました。
一人一人の学年、ケガの種類、ケガの部位などの記録から、学年と種類など二項目の表にして数えました。

表にするとさまざまなことが見えてきます。
運動場では擦り傷が多いこと、あまり捻挫をする人はいないことなど。
その表から考えられることを班で話し合いました。

すると「一年生の怪我が多いから、なるべく一年生を見守るようにする」や「廊下など走ってはいけないところでの怪我が見受けられるので、走ってはいけないところでは走らないよう注意する」など意見が出ました。

すると、子どもたちから「自分の学校の様子が知りたい」と意見が出ました。
保健室に頼み、一覧を出してもらい、学校の一週間の怪我調べをすることになりました。
自分たちの関係する内容になるととても真剣。考察にも力が入ります。
結果、月曜日は学校でのケガが少ないこと。水曜日は一年生のケガが特に多くなること。六年生はケガをあまりしないが、廊下や階段でのケガが多いこと。女子は教室のケガが多いこと。男子は運動場でのケガが多いことなどがわかりました。
そこから考察をすると、女子はあまり外で遊んでいないのではないか、男子は外で走り回っているのではないか。また、火曜日に雨で水曜日は晴れたから一年生が走り回って滑ったのではないか。など、さまざまな意見が出ました。

これらの学習は、データを処理する力に加え、考察する力もつけていきます。コンピューターで処理すれば一瞬で終わることかもしれませんが、自分の力で整理することで、統計の大切さにも気づくことができればいいと思います。