2025.10.17 │4年 4年生国際 Red Brick Building Visit 本館見学
4年生国際コースReadingのあるクラスで、聖母女学院本館について勉強をしています。
本館は1908(明治41)年8月に陸軍第16師団司令部の庁舎として建てられ、戦後聖母女学院に払い下げられ、100年を越える歴史が建物に刻まれています。第二次世界大戦後80年を迎えた今年、子どもたちと一緒に本館の建物や歴史を通し改めて、戦争の恐ろしさや平和の願いを考える機会となっています。
今までのReadingの授業で聖母女学院本館についての読み物を通して、建物や歴史についてそして、二度と戦争を起こさないために大切なことはなにかなどを、授業で話し合ってきました。
本館にある暖炉、マントルピースです。歴史を感じる菊の紋があるものや、手の込んだものなどがあるとの事です。
重要な会議が行われていたお部屋です。あっ!ここにも暖炉がありますね。暖炉について説明を受けた直後だだけに、子どもたちは即座に見付けていました。
階段は軍人の靴の幅に合わせてつくられているという事が分かり、子どもたちは自分の靴幅を合わせてみます。サイズがあまりにも違うことに驚きます。
軍人たちの話し合いが行われていた場所です。床には大きな傷跡が残っています。これは、軍人たちがサーベルで床を叩きながら話し合いをしていたのではないかとされています。
ここは、馬に乗って郵便を届けに来る時に使われていたとされる窓です。すごく高い所にある窓なので、さすが馬に乗って届けるだけの高さだと、子どもたちは驚いていました。
本館内を見学後、ワークシートの”Where is the black paint?” 「戦中空襲などから逃れるために建物に黒い塗装をし目立たないようにしたその名残が今も残っています。それはどこにあるでしょうか?」の質問を本館前で、子どもたちは頑張って答えを探しています。さあ、答えは分かったでしょうか?
こうして、あっという間に見学は終わりました。子どもたちはワークシートに必死にメモを取ったり、案内をして下さった方にたくさん質問をしたり、大変興味を示しながら見学をしていたのが印象的でした。この貴重な経験を大切にし今後の学習に生かしていきましょうね。