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6年 第70回 卒業証書授与式

温かい春の日差しが校庭を明るく照らし、桜のつぼみも膨らみはじめた今日の良き日、第70回卒業証書授与式が行われました。卒業対策委員のお母さま方に手作りしていただいた記念のコサージュをつけ、晴れやかな姿の子ども達が、大勢の保護者、教職員、来賓の方々の拍手を受けながら講堂に入場し、一人ひとり卒業証書を立派に受け取りました。

※動画公開期間:2024/3/28~2024/4/30

校長先生からは、これまで立派に最上級生としての役目を果たしてきた「伝説の6年生」への労いと感謝の言葉が贈られました。そして、東日本大震災の起こった13年前に生まれたあなたたちは、家族の方々にとって希望であり、光であること。そしてその輝く姿は、家族や周りの人々の思いや祈りに支えられていることを忘れてはいけないこと。急速に発達する未来だからこそ、人と人との関わりを大切にすること、友と友が強くつながり合い、思いを聞き届け、想像し、寄り添い合える中学校生活を送ってほしいと呼びかけられました。

卒業生代表の児童による「門出の言葉」のなかでは、小学校の思い出を丁寧にたどり、支えて下さった家族や教職員への感謝をそれに重ねました。小学校生活のほぼ半分は制約の中であっても様々な工夫をしていただき、学びを続けることができたことへの感謝、そしてささやかな行事も、友達といっしょに行えることがこんなにも楽しく、尊いということを知ったと綴られていました。

司教様からは、「AIは私たちの仕事・勉強・遊びに大きな影響を与えていく。そんな時代だからこそ、私たち人間は、一人ひとりの個性を内面から表現し、自分らしい生き方や奉仕、夢をかなえるため、他者とのつながりや先人から大いに学び、他者との交わりのなかで、自分で自分の生きる目標を見つけなければならない。キリストは、いつもあなたのそばに、神様はいつもあなたに愛をくださっている。その愛をあなたが周りのひとに与えていける人となるように。」と話されました。そして、喜びのうちに祝福をいただきました。

在校生や教職員の作る花道を通った6年生は、本館前のマリア様の前で、いつまでもいつまでも名残を惜しんでいました。

ご卒業おめでとうございます。