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その他 鑑賞教室「劇団影法師さんによる影絵」

今年の鑑賞教室は劇団影法師さんによる影絵を鑑賞しました。
講堂に入ると大きなスクリーンに魚が泳いでいました。その魚は2年生の児童が描いた魚です。子どもたちはそのスクリーンに驚きながらも何が始まるかドキドキ。

三木先生から観劇中の注意を聞き、劇が始まりました。
1年生から4年生の演目は「スイミー」「この指とまれ」「モチモチの木」でした。「スイミー」は2年生の国語で、「モチモチの木」は3年生の国語で学習します。
お話を知っている子どもたちは嬉しそうに声をあげます。

まずは「スイミー」が始まりました。

カラフルな画面の中に影絵が踊ります。時にはカラフルな影絵もあり、一体どのようにして写しているのでしょう。
一つ一つの映像に「わー」「へー」と呟いています。
黒い一匹のスイミーが海の中を縦横無尽に泳ぎ回り、とてもかわいいです。
映像にウナギが…と思うと、スクリーンの横からウナギの大きな顔が!!子どもたちはびっくり。

スイミーの物語は知っていても、目の前で繰り広げられる動きに子どもたちの顔も真剣です。
大きな魚を追い出した小さな魚の集まりの大きな魚がスクリーンから飛び出して、講堂中を泳ぎ回った瞬間、子どもたちは興奮し、感嘆の声をあげました。

影を使って遊ぶ経験も3年生国語の「ちいちゃんのかげおくり」でしている子どもたちは、この舞台が影だけでできていることがわかったようです。
次の演目は、人間影絵「この指とまれ」。スクリーンの中に人の体を使った影が現れます。

光の効果で大きくなったり、小さくなったり。一つ一つの動きに子どもたちは大喜びです。
時にはスクリーンから飛び出てアクション。影とのコラボに笑ったり、見つめたり、首をかしげたり。
動物を手や体を使って作る技術はとても素晴らしく、さらに場面の展開も面白く、自然と拍手がおきました。

人の体と影を使えばこんなことができるんだと、きっと子どもたちも感動したことでしょう。そして、どうやって作っているのか疑問に思ったことでしょう。

休憩中に指で作る影遊びの練習がありました。

カニややかん、コップ、影ができたら床に映します。
「できた!」「できない!」と声が飛び交いますが、みんなしっかり作りました。

最後ゴリラをつくりました。グーの手2つで簡単にできて、大喜び。楽しい時間でした。

最後は「モチモチの木」です。影で作られてるとはっきりわかってからの演目で、子どもたちの目はどこが影なのか、どうなっているのか、興味津々です。

4年生は記憶に新しい作品ですが、音楽や映像の効果で新しい作品にも見えるようです。会場全体が引き込まれていました。
モチモチの木に灯がともった瞬間、講堂全体が綺麗な光に包まれて、子どもの口から自然と「ほー」と声がもれました。

午後からは5年生、6年生が違う演目を鑑賞しました。
「BIG TREE」「影絵体験ワークショップ」を高学年は食い入るように見たり、影絵をしたりしていました。

全ての演目で子どもたちは思い思いの感想を持ったでしょう。
子どもたちにこれらの舞台を見せるため、朝早くから準備をしてくださった劇団影法師の方々に感謝します。そして、6人で素晴らしい舞台を見せてくださったことにも感謝いたします。
この舞台を見て、子どもたちが感じた思いを大切にしてほしいと思います。