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その他 芸術鑑賞教室  ~沖縄民謡~

毎年おこなわれている芸術鑑賞教室。
子だちに生きた芸術を体験してほしいという願いで行われています。
今年は「沖縄民謡」をテーマに行いました。
民謡の主役である三線奏者の方々、歌い手の方々、そして、その音楽の前で踊る方々、総勢15名の方が来校されました。
みなさん、遠い沖縄の地で生まれ育ち、生活の中で親しんできた民謡を受け継いでおられる方々です。

「沖縄民謡」には、沖縄独特の方言や言い回しがたくさん出てきます。
それらの言葉は聞くだけでは難しいだろうと、歌詞と言葉の意味をのせたプリントを用意してくださり、子どもたちはそれを片手に鑑賞しました。
歌と歌の合間には、言葉の意味や歌われる場面など、現地の人だからこそ知っていることも教えていただきました。

子どもたちが沖縄の方言を使って挨拶をすると、方言で挨拶を返してくださいました。
自分たちが使っている言葉とはちがい、意味もわからない言葉にみんな目がぱちくり。
けれど、音楽が始まると手拍子や体を揺らしたりして、とっても楽しそうです。
関西とは言葉も違えば、なんとなくリズムも音階も違うように聞こえる「沖縄民謡」を子どもたちは一生懸命、体全体で受け止めます。

ゆっくりとした曲調で、華やかな花笠をかぶって踊る「四つ竹」や沖縄では有名な童謡で、子どもたちならみんな歌って踊れる「赤田朱里殿内」。
また、BEGINさんの名曲「島人ぬ宝」などを紹介していただきました。
沖縄の曲は手拍子あり、かけ声あり。
「イーヤーサーサー!」と一緒に声を出して、歌い手さんや踊り手さんの真似をしながら楽しみました。

そして最後はカチャーシー!
「前に出てきて踊っていいよ」と声をかけてもらうと、たくさんの子どもたちが前へ前へと出てきました。
三線の音色に導かれ、歌って踊って盛り上がりました。

たくさんの曲を紹介していただき、一緒に踊ることができて子どもたちはとても楽しく過ごせたようです。
最後の手を振る笑顔が子どもたちの喜びを物語っていました。