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4年 4年生 琵琶湖疏水アカデミー

琵琶湖疏水アカデミーの小森先生と安田先生が今年も来てくださいました。

小森先生とは今年は遠足でもお世話になり、子どもたちは「博士」と崇める存在。そして安田先生は田辺朔郎の後輩にもあたる京都大学工学部で研究されたのち、京都市の土木事業を担っておられた方です。

まずは自己紹介。お二方の先生に挨拶を…としたら、「もう1人います」と小森先生がおっしゃるので子どもたちはキョロキョロ。すると前の方から変な声が。
現れたのは「京(きょう)博士」。小森先生の相棒です。愉快な語り口の博士に子どもたちも興味津々です。

安田先生から専門的なお話をいただきました。
授業でも学習したことを専門の方から詳しく聞くと知識が深まります。
トンネル工事の難しさや当時の大変さを絵や写真を使って教えてもらいました。
身を乗りだすように聞く子やノートに一生懸命メモする子など様々ですが、みんな目がキラキラしていました。

さらに現代のトンネル工事についても聞きました。
昔と違って動画も発達していますが、それでも大変だと聞くと、明治時代にあれだけのトンネル工事をした凄さに驚きます。

続いて小森先生のお話です。
琵琶湖は標高85メートルです。ここから0メートルの大阪湾まで流れていくわけですが、京都の蹴上で81メートル。
その下にインクラインがあり、舟が陸上を運行していました。36メートルある落差を舟が行き来する、そのインクラインを動かしたのは水力発電の力です。
この水力発電は蹴上発電所にありました。遠足でもみた太くて大きな導水管で高いところから水を落としてペルトン水車を回して電気を作りました。
この電気の作り方を手廻し発電機で再現しました。


貴重なインクラインの動画をみたり、インクラインのドラム室について見せてもらったり、ドラム室のあったところを見せてもらったりして、とても楽しい時間を過ごしました。

最後に琵琶湖疏水の観光船の話をしてもらいました。
小森先生も京博士と一緒に乗ってきたそうですが、また今年9月に新しい舟が。
子どもたちも「乗ってみたい!」と楽しそうです。

今年もたくさん良い学びをいだだきました。
この学びを「琵琶湖疏水新聞」にしたためたいと思います。