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4年 4年生 かたくり粉の実験

今日の理科で、児童が企画した「かたくり粉に水を入れて、さわるとどんな手ざわりになるか」という理科実験を行いました。

企画をした二人の児童が先生となり、必要な器具や実験の流れについて説明しました。

他の友達は、興味津々の表情。教わった通りにかたくり粉の分量を量って、水を少しずつ注いでいきました。

今度はそれをスプーンで混ぜて、手でこねて準備完了。

この時も、2人の頼もしい先生は、みんなのテーブルを回って、困っていることがないかの見守りも忘れません。

 

次に、どんな風にさわってみるかを教わりました。1つは、かたくり粉をすくってぎゅっとにぎってみたり、強く素早く表面を押してみたりするやり方。もう1つは、ゆっくりすくってみたり、優しくそっと表面を押してみたりするやり方です。

 

ぎゅっとにぎって、スライムのような固体だったかたくり粉が、手のひらを広げるとどろどろと溶けたように指の間をこぼれ落ちていく様子にみんなびっくり!

「先生、見て!こうするとはじくでしょ。でもこうすると…ほら!指が入るの!」

と言って、手ざわりの違いに大喜びして、みんな何度も2つのさわり方を繰り返していました。

中には、この実験のことを、以前本校で開催された「でんじろう先生のサイエンスショー」でいただいた資料から興味を持っていた児童もいたようで、今回できて嬉しかったと話してくれました。

最後には、企画した2人に拍手が送られ、楽しい実験教室となりました。

 

このかたくり粉の手ざわりが変化する現象を「ダイラタンシー現象」というそうです。名前は知らずとも、子どもたちにとって、また1つ現象の不思議さを体験する良い学びの機会となりました。

4月からは5年生。これからもっともっと、身の回りにある疑問に目を向けていってほしいと思います。