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4年 4年生 関西電気保安協会 電気の実験教室

4年生の理科では、電気のはたらきの単元を学習しています。かん電池を使った実験キットを使って、かん電池のつなぎ方を考えたり、電流計で電流の大きさを調べたりしています。

今日は関西電気保安協会の方に来ていただき、備長炭をつかった電池を使って、電気回路をつくる実験をしました。炭が電気を通すの?と子どもたちは驚いた様子でした。

細長くカットされた備長炭にキッチンペーパーを巻き、さらにその上からアルミホイルを巻きます。炭が見えている黒い部分と、アルミホイル部分の2か所に導線を巻きます。プロペラをモーターに取り付けて、備長炭電気とつなげて回路をつくります。本当にプロペラは回るのでしょうか?最初につなげたときは、プロペラは回りませんでした。やはり炭では電池にならないんじゃ?と思いましたが、炭に「魔法の水」を染み込ませるるとあら不思議。プロペラが回りだしました。「ええ?なんでー?」という声が聞こえてきました。

この魔法の水の正体はなんでしょう。消毒液だ!アルコールだ!お酢だ!と色んな意見が出ました。正解は「塩水」でした。海水よりもっと塩の濃度の高い塩水を炭に染み込ませると、電気分解が発生して電気が通るようになります。

この備長炭電池を2つ、3つ集めて直列つなぎにすると、プロペラの回り方はどうなるでしょう。かん電池と同じように、プロペラの回り方が早くなりました。備長炭も立派な電池になることがわかり、びっくりでした。

楽しい実験を通して、電気についてより興味がわいたと話す子どもたちもいました。今後の学びにいかしたいと願っています。