ニュース&トピックス

4年 4年生秋の遠足 琵琶湖疏水をめぐる旅

先週は雨天のため遠足が延期となってしまいました。今日は見事な快晴で、遠足が実施できたことをうれしく思っています。

さて、4年生の遠足のテーマは「琵琶湖疏水を学ぶ」です。社会科では琵琶湖疏水の歴史や、中心となって活躍した人物についての学習をしてきました。また9月30日には、特別講師の小森先生をお招きして、疏水工事の当時の様子について映像を見せていただき、今も残る疏水の史跡についてお話いただきました。こうして子どもたちはお話を聞いて調べ学習をしていく中で、この疏水工事が京都の命運をかけた一大プロジェクトであったという、そのすごさをひしひしと感じていたようです。疏水への興味がどんどんわいて、疏水新聞づくりにも挑戦しました。そして今日の遠足の日を迎えることができました。

琵琶湖疏水記念館では、実際に疏水工事に使われた道具や工事の記録が展示されていました。今のように機械でトンネルをほった訳ではありません。「こんな大変な工事だったんだ。」と驚いた様子でした。蹴上インクラインで船が台車に乗って進むジオラマ、レゴで再現された三条蹴上付近の疏水が展示されていました。
  
南禅寺、水路閣へ移動したあと、小森先生と再会し特別講義を受けました。記念館では知ることのできなかった、疏水の生き物について教えていただきました。およそ8㎞もある疏水をさまざまな生き物が京都までやってきていることやその生き物について、研究されている方のお話を聞くことができました。水路閣からは疏水の水路に沿って歩きました。勢いよく流れ続ける水に驚き、さまざまな疑問も出てきたようでした。
  
水路に沿って歩いていると、シダの葉がおいしげっており「ごんの住んでるところ!」という声がとびかっていました。国語科での「ごんぎつね」の学習を思い出したようで、子どもたちの視点で、また自分自身で学びをつなげて深める姿に感心しました。

その後、田邊朔郎像やインクラインの前では改めて小森先生にご登場いただき特別講義をしていただきました。田邊朔郎の意外な人物像や、生い立ちなどをくわしく知ることができて少し身近な存在に感じることができました。
 
最後にインクラインを眺めながらおやつタイムを設け、午後には学校へ戻り楽しく遠足を終えることができました。