2025.05.21 │6年 6年生理科の授業
今6年生は理科の授業でヒトや動物の体について学習しています。生きるために必要な食べ物や空気や水が、体の中でどのように役立っていくのかその仕組みを学習していきます。
今日は食べ物が体の中でどう変化していくのかの一例として、口の中での唾液の働きを調べる実験をしました。噛むかわりに水とともに乳鉢ですり潰したごはんを3つの試験管に分け、1つには唾液を加え、これと比べるためにもう1つには唾液の代わりに同じ量の水を加えました。あとの1つには唾液と同じ働きを持つ大根の汁を加えました。
これらの試験官を口の中の温度に近づけるため約40℃の湯につけ温めました。
そのあとそれぞれの試験管にヨウ素液を入れました。どうなるのでしょう。でんぷんがあれば青紫色に変わるはずです。
青紫色になったのは、水を入れた試験管だけで、唾液と大根の汁を入れた試験管は青紫色になりませんでした。このことから唾液や大根の汁のはたらきで、ごはんに含まれていたでんぷんがなくなったことがわかります。
子どもたちは自分たちの唾液はでんぷんを分解する力があることを知りました。
今後も実際に見たり経験したりすることから、自分の体の部分ひとつひとつがそれぞれ大切な役割があることに気づいていってくれたらと思います。