2025.02.20 │6年 6年生総合フロンティアコース校外学習
- まず、大江能楽堂で能楽鑑賞と体験をしました。はじめに、舞台のつくりや七五調のリズムや言葉の言い回しなど、能の基礎知識を学びました。なぜ、屋根があるのか、色のついた幕の意味や背景の松の絵など、それぞれに理由があることが分かりました。国語で学習した古典の世界が、よりいっそう深まりました。発声の仕方やリズムを教わり、実際に声に出して練習しました。また、能面や衣装をつけさせてもらったり、舞台の上で立ち振る舞いの動作を教わったりもしました。最後に、 「高砂や この浦船に帆をあげて…」と、実演も見せていただきました。能楽への興味が高まるとともに、能の見方がずいぶんと深まったと思います。
次に、京友禅体験に挑戦しました。トートバックの生地に、好きな絵を染めていきます。絵は、型から選び、花や動物、京都の風物詩や建物など様々にありました。色を自分で決め、刷毛でていねいにこすると、生地にくっきりとした輪郭の絵がうつりました。児童たちは熱心に筆を動かしながら「もっと時間がほしい!」と口々に言うくらい、京友禅体験を楽しんでいました。出来上がったトートバックは、思い出の作品となったと思います。京都の伝統文化に親しむ貴重な時間となりました。
午後からは、二条城に行きました。社会科で学習した大政奉還が行われた場所です。自分の目で見た二の丸御殿では、歴史的瞬間を肌で感じられたかもしれません。また、昨年秋より一般公開された本丸御殿も見学しました。廊下はすべてたたみが敷き詰められ、御殿内にある見事なふすまや障壁画を見ることができました。小雪の舞う中でしたが、庭園や天守閣跡も見て回り、充実した校外学習になったと思います。
今回の校外学習を通して、国語や社会などの教科を越えた学びができたと思います。授業での学習を深めたり、学んだことをつなげたりすることで、新な気づきが生まれます。これからも、そうした学習がそれぞれの児童の中で進んでいくことを願っています。