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4年 秋の遠足【4年生】

今日は、4年生全員で遠足に行きました。
電車に乗って蹴上駅まで向かい、まずは蹴上インクラインを登ります。

蹴上インクラインは、かつて琵琶湖疏水を走っていた船を運ぶための線路跡で、レンガなどの荷物を載せた台車が走っていました。傾斜のある長い坂道でしたが、子どもたちは「しんどいよ〜」と言いながらも、力を合わせて頂上まで登りきり、記念写真を撮りました。

頂上に着くと、目の前には琵琶湖疏水が広がります。
滑車に乗った船の前で、特別講師の小森先生からお話を伺いました。蹴上インクラインは一番下から頂上までなんと582mもあることを知り、子どもたちは大きく驚いていました。また、近くにある水車が発電の役割を果たしていることも学びました。

橋の上からは、第3トンネルが見え、船溜になっている道とは別に流水が流れる水路の様子も観察することができました。

その後、田辺朔郎像を見学し、水路閣に沿って歩きました。細い道を進みながら、疏水の水の流れをじっくり観察します。想像以上に速い流れに、子どもたちは少しドキドキしている様子でした。さらに奥へと進み、水路閣の終わりにあるトンネルの近くまで行きました。ここから先の水は、京都市北部で使われていることも知りました。

午後は2クラスに分かれ、琵琶湖疏水記念館と京都市動物園を見学しました。
記念館では、疏水ができるまでの経緯を学び、貴重な資料をたくさん見ることができました。中でも、レゴで精巧に作られた水路閣やインクラインの模型には子どもたちも目を輝かせていました。

京都市動物園では、お弁当を食べたあと、園内を自由に見学しました。2年生の時に訪れた時とは違い、今回は「どこに疏水の水が使われているのかな?」「体のつくりはどうなっているのかな?」といった新しい視点を持って見て回る姿が見られました。

最後は再びインクラインを登って解散しました。長い坂道も含め、1日を通してたくさん歩き、充実した遠足となりました。ご家庭でもぜひ今日の出来事をお子さんに聞いていただき、学びの振り返りにつなげていただければと思います。