2025.10.14 │4年 【4年生総合】お茶でつながる国際交流~国際茶会~
4年生総合フロンティアコースでは、総合的な学習の時間に宇治茶の魅力を伝える「お茶活」に励んでいます。
先日、10月8日(水)には韓国の領事館の方をお迎えし、お茶を通じた国際交流を行いました。この交流に至るまで、子どもたちはたくさんの活動を積み重ねてきました。お抹茶を点てたり、飲み比べをして自分たちの好きな味を見つけたり、宇治茶に合うオリジナル和菓子のデザインを考えたり…。宇治茶の魅力を伝えるために、みんな一生懸命取り組んできました。
当日は、クラス全員で考えたオリジナル和菓子の中から、3種類のデザインを選び、実際にお出ししました。
子どもたちも、完成した本物の和菓子とはここで初対面!思わず「うわあ〜!」と声が出そうになるのをぐっとこらえて、心を込めておもてなしに励みます。和菓子に込めた想いを伝えると、領事館の方は優しく微笑みながら「おいしいです」と話してくださいました。
続いては、お抹茶を自分たちで点てて、領事館の方に召し上がっていただきます。この日のために何度もお作法を練習してきたこともあり、落ち着いて丁寧に点てることができました。領事館の方も身を乗り出して、子どもたちの所作をじっくりと見てくださいます。
飲み方の説明のあとには、宇治茶と和菓子の最高のペアを楽しんでいただきました。
さらに、領事館の方にもお抹茶点てを体験していただきました。子どもたちはその様子に「すごい!」「上手!」と大興奮。韓国のお茶についての質問もたくさんすることができ、学びの幅がぐっと広がりました。
お茶だけでなく、学校紹介や日本文化にも触れていただこうと、当日はお琴の演奏、けん玉披露、折り紙での交流も行いました。
お琴では「さくら」を演奏し、実際に触れていただく時間も設けました。
けん玉では、それぞれが得意な技を披露し、成功するたびに大きな歓声があがります。折り紙では鶴や手裏剣などを一緒に作り、休み時間に少しずつ準備していた折り紙のプレゼントも渡すことができました。子どもたちが好きな味の水出し宇治茶の試飲もしていただきました。
子どもたちは、宇治茶が一生楽しめるお茶であることを精一杯伝えました。
領事館の方からは、ハングル文字について教えていただき、自分の名前をハングルで書くことにも挑戦しました。表を見ながら一生懸命書き、完成すると「できた〜!」と嬉しそうに友達と見せ合う姿が印象的でした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、お別れの時。「もっと交流したかった!」と名残惜しそうにする子どもたちの姿が見られました。
そして最後は、自分たちへのご褒美タイム!オリジナルデザインの和菓子を試食します。「きれい!」「すごい!」「諦めないって大事なんだ!」「全部食べたい!」「食べるのがもったいない!」と、たくさんの声があがります。
いざ実食!子どもたちの表情を見ていると、「ほっぺたがおちそうなくらい美味しい」とはまさにこのことだと感じました。
今回の貴重な体験を通して、子どもたちは「宇治茶は、心や人とのつながりを大切にしているお茶」であることを深く感じ取ったと思います。
一生懸命取り組んだおもてなしは、領事館の方にもとても喜んでいただけました。
本当におつかれさまでした!