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4年 4年生 理科「空気を温めると」

4年生後半になると理科の授業で理科室を使います。

その初めての理科室使用がありました。
理科室の使い方やルールを確認し、ドキドキしながら理科室に入りました。
理科室ではいつもの机や椅子ではなく、グループで座る形で、それも子どもたちの心をくすぐります。

今回の授業は「閉じ込めた空気を温めるとどうなるか」の実験です。
先生が「空気を閉じ込めて温めたいんだけど、どうやって閉じ込めようか?」とききます。
子どもたちは一人一人考えてさまざまな意見を答えます。
「風船に空気を閉じ込めたらどう?」
「丸底フラスコにゴム栓で蓋をしたら?」
「いや、変化を見なきゃいけないよ。硬い蓋はダメだよ。」
「そうか、柔らかい蓋って何にしたらいいかな?」
一生懸命考えて「風船をつけた試験管を温める」と答えを出しました。
すると先生が、「変化の見やすい風船があるんだけど…?」とまた課題を出します。
「変化の見やすい風船??」
とみんなの頭の上にはてなが浮かびました。
すると先生がこっそり後ろから洗剤のチューブを。
「あ!シャボン玉だ!!!」
子どもたちはわかって笑顔です。
その後、温める方法など実験の方法から考えていきます。
温める温度に変化を持たせ、それを対比するために、今回は手の温かさで試験管を温めることにしました。
その後、予想を立てます。手で温めると試験管の上に張ったシャボン玉はどうなるのか。
自分で考えたあと、理由をつけて班で話し合います。

「温かい空気は上に上がるからシャボン玉は上に膨らむんじゃない?」
「いや、手の温かさでなんかでは何にも変わらないだろ。」
予想を話し合い、班で一つの意見にまとめると前で発表しました。
これでやっと実験開始です。

試験管にシャボン液を張り手で温めると、ものの数秒でシャボン玉が膨らみます。
結果に歓声を上げる子どもたち。
すると先生が「なぜ、膨らむのか考えてみよう」と課題を出します。
子どもたちは膨らむ理由に2種類考えました。
一つは「気球のように温められた空気は上に行くからシャボン液が上に膨らんだ」
もう一つは「試験管の中で逃げ場がない膨らんだ空気が柔らかいシャボン液の部分にだけ出た」
です。

次回の実験はこれを証明します。
次の実験が楽しみです。