何十年ぶり?

朝晩は冷え込む日もあり、急に季節が前に進んで秋らしい気候になって、子どもたちは運動会の練習に日々励んでいます。

年少さんは、ダンスをとっても楽しそうに踊っていて、見ているこちらも楽しくなります。またかけっこでは、入園当初と比べて足腰に力がついてきて、地面をしっかり蹴って走る姿に半年間の成長をみることができます。

年中さんのパラバルーンでは、リズムに合わせて移動したり、お友だちと息を合わせてバルーンをふくらませたりして、クラスのみんなが一丸となって取り組んでいる姿勢に目頭が熱くなります。

年長さんの障害物リレーでは、飛んだり跳ねたり乗ったり・・・サーキットで鍛えた実力が発揮され、日頃の積み重ねによって逞しく成長している姿がみられます。さらに、駆け足の得意な子が、思いっきり転んで膝をかなり擦りむいてしまい、痛さと悔しさで涙しながらも最後まで走りきる姿に心の成長も感じます。

子どもたちの日々の練習に救護として参加しながら、このようにそれぞれの学年で頑張っている姿を我が子が幼稚園児だったころと重ねあわせてしまい、懐かしさに浸っています。

そんな折に、過日には30歳を超えた息子の結婚式がありました。お式の間は息子が幼稚園児だった頃のことが走馬灯のように思い出されました。
披露宴では、お色直しの退場の際に、花嫁さんはお兄さんと妹さんが介添え役で退場したのですが、息子のほうは夫と私に介添えを指名。息子をまん中にして手をつないで会場を練り歩いた後に退場することとなり、突然の事で驚いたと同時に、息子と手を繋ぐなんて何十年ぶりのことかと思いを巡らせました。
幼稚園の頃の、私の手の平にすっぽり収まっていた軟らかく小さかった手が、いつの間にか私の手よりも大きくなっていたのかと思うと、感動で涙があふれました。

運動会は天候により日曜日に延期になりますが、子どもたちがそれぞれのスピードで成長している姿をご覧になる保護者のみなさまは、きっと感動の涙を流されることでしょう。

by 塩貝 喜代枝