
「子どもは風の子」の言葉どおり、子どもたちは、北風の舞う中でも元気に園庭を走り回ったり遊具で遊んだりしています。
そんな中、走って転んで膝を擦りむいて保健室に来る子は毎日います。

子どもたちは保健室の『まほうのみず』が大好きです!
のはずでしたが、今日はこんな場面がありました。
園庭遊びで転んでしまい、膝を擦りむいて泣きながら保健室に来た年少の女の子。
タイツを脱いでみたら、点々と少し出血している状態。
今までケガをして保健室に来ることがほとんどなかった子だったので、「膝を『まほうのみず』で洗います」と声をかけるとイヤイヤと大泣き・・・擦りむいた膝を自分の両手でしっかり押さえてしまいました。
でも救急絆創膏は貼りたい・・・。
「このお水は痛くないお水ですよ」とか、「ばい菌をやっつけないと後でもっと痛くなりますよ」と説明しても聞き入れてもらえず、泣いてばかり。
最後は、子どもとの駆け引き?
「『まほうのみず』で洗ったら、絆創膏が貼れるよ」と言うと、しぶしぶ両手を離しました。いざ傷にお水をスプレーしてみると・・・痛くない、しみないと解って、しっかり洗浄して救急絆創膏を貼ったら、、、とっても可愛いにっこり笑顔になりました。
また一つ、新しい体験が出来ましたね。
『まほうのみず』をよく知っている年長さん。
園庭でケイドロゲームで走っていて膝を擦りむいて保健室に来た時に「はやくはやく まほうのみずで やって!」と催促。
何をそんなに急いでいるのかと聞いたら、「泥棒が多くて警察が少ないから、早く行かないといけないんだ。僕は警察なんだよ!」とのこと。
ゲームをしている時でも責任感を感じさせる場面でした。

時々子どもたちに、『まほうのみず』のボトルの中の水はどうしてなくならないのかと聞かれます。それは、、、、、ひみつ!です。
日増しに寒くなっていきますが、園庭でたくさん走ったり遊んだりすることで、寒さに強い体ができていきます。ケガをしても大丈夫。保健室で『まほうのみず』が待っています。