もうすっかり春の日差しになったと思い、子ども達も額に汗を光らせて園庭を駆ける姿が見られた翌日には凍えるような寒い朝を迎え、園庭にも霜や氷が見られています


昨日寒かったから
とコートにマフラーに手袋にと完全防備で登園したお友だちも
降園時には「暑いしコート着たくない!」という声があったり
暖かかった翌日に急な冷え込みで
「何回もおトイレ行きたくなる」
なんてお友だちもいたり
中には健康優良児とでも言うのでしょうか、半袖の体操服の子どもやセーター類は着ていないお友だち、真冬でも素足で元気に駆け回っていたりするお友だちもいます

ついつい「寒そう」と余計な心配をしてしまいますが、自分自身が子どもや学生時代だった頃も
素足で寒空の下、駆け回っていたなぁ、と思うと
寒暖差を気にせず元気にお外遊びして行きたいと思います

さて、今年度も残り僅かになってきました。
一年を振り返る機会があり、どんなことがあった??と話をしていますと
「運動会」 「お芋ほり」 「お散歩」 「お母さん幼稚園に来て探検したやつ!」と
各々印象深かった行事を教えてくれたのですがさすが今を生きる子ども達。
「新型コロナウイルス感染症

」
というお友だちがいました。
( 余談ですが、ひまわり組では「コロナ」と略すことはなく
・「コロナさん」
・「新型コロナウイルス」
・「新型コロナウイルス感染症」
のいずれかで呼ばれています。なぜなんでしょう。)
子どもたちは
「ホンマや!」 「ひまわり組なった時幼稚園来られへんかったもんな」
「今もコロナさんやしマスクしてるんやで!」 「今日は炭次郎のマスクやねん!」
などと世間では暗くなりがちなコロナの話題ですが、子ども達はニコニコ楽しく話題
にしてくれています。
また、バスや園庭、預かり保育でお世話になっている年長さんの卒園も近づいており、年少のお友だちもそれを肌で感じているようです

「ぼくらが年中になったら年長さんはもう幼稚園にはいーひんの?」
「小学校行かはんねんで!」
「お庭では会える?」 「小学校のお庭で遊ばはるから会えへんで!」
「バスは一緒に乗れる?」
「お手々また繋いでくれるかな?」
様々な感情が年長さんとの思い出と共に溢れて来ます。
翌日からは
「バスでいつもありがとうって言ってん」
「〇〇くんと預かりでいっぱい遊ぶわ!」
「〇〇ちゃんにお手紙書いてきたし渡して来て良い?」
「〇〇くんと小学校行っても遊ぶ約束した」
と、年長さんを意識する姿がチラホラ見られ始めました

何かをしましょうと声を掛けた訳でもないのに
自分たちで考え、自分たちで感じ取って
小学校へ進学するお兄さんお姉さんに感謝の気持ちを持って接している。
そんな姿を見て
子どもは子ども同士だからこそ成長する
んだなぁ、と成長した年少さんの姿を見て感じました。
さて、そんな今日、年長のお友だちが

「先生ぇ、先生のこと好きやしこれあげるわ」
と折り紙と画用紙で手作りしたものをくれました

「嬉しい

これは・・・お花かな?」
と聞くと

「違うで〜『注射器』やで〜」
とのこと。
「え!?なんで注射器なん!?」
と聞くと

「先生も注射して、元気でいて欲しいし。あと、僕が小学校行ったあとも〇〇(妹)といっぱい遊んで欲しいねん」
とのこと。
ここで何となくですがきっとコロナのワクチンのことを言っているんだなぁ。と気づきました。
子どもってな何も知らないようで、しっかり見聞きしていますよね。
〇〇はひまわり組のお友だちなのですが
去っていく年長さんも、自分のことだけではなく、幼稚園のお友だちのことを思いやる、そんな素敵な思いに溢れています。
今の優しい年長さんが沢山の思いやりを持って年少のお友だちに接してくれたから
今の年少さんはとっても優しい年中さんになり
次の年少さんにその優しさを受け継いで行く
聖母ならではの素敵な連鎖だなぁとシミジミ感じながら
お友だちに貰った注射で

優しさの

エアーワクチンを一足お先に打たせて頂きました

ちなみに「好きやし」と言われて舞い上がった私ですが

「(妹)ちゃんより先に先生が注射して良いの?」
と聞くと

「だって先生の方がお年寄やん、お年寄りが先なんやで」
と、私への対応もきっちり『寒暖差』つけてくれる年長さんでした

笑