生活発表会2日目

 表現を大切にする1年目の条件は子どもも大人も発表会までの過程で「表現すること」を楽しむということ。

 そういう意味では、発表会当日は特別感があるので、表現を楽しむというより、魅せる・見せることも意識するので難しいところであります。

 さてさて、2日目も子どもたちの生き生きとした表情と歌声が素敵でしたね。ちょうちょうが蜜を吸う様子やカマキリの怯えるバッタも愛嬌たっぷりでした。ちょっぴり緊張して、声が小さかったり、セリフが出てこないことがあってもいいのです。子どもたちは、当日までのお話の世界に生きていたし、友だちと先生と一緒にその時間を楽しむことができていました。

 幾多の冒険を乗り越えて、ネズミの親子夫婦ができあがった瞬間は、会場がとろけました。お日様や風や雲を表現するのに、大人からすればただ手を動かしているだけに見えたかもしれませんが、それが子どもから出てきた表現だから美しいのであり、自信を持って皆の前で披露できることに意味があるのです。たとえ同じ身振りであっても、大人に言われたことをするのと子どもから出たものとは、価値と意味が全く違うのだと私は思います。その違いがわかるのは、一緒に作り上げてきた担任だけかもしれません。

 さすがに年長さんは、自分たちが楽しむことに加えて、魅せるということを意識した作りこみがされていましたね。特に私に刺さったのはセリフがない時の動き、これも立派な表現です。ピアノ横で座って待つ姿勢、草木や花を動かす姿勢、皆が揃って大きな口を開けて歌う動きや様子など、これまでの練習の取り組みがダイナミックに表現できました。

 いよいよ明日が3日目です。あと1日で終わるのが寂しい気もしますが、担任の先生や陰で支えてくれているフリーの先生たちはホッとされるかも知れませんね、どうぞお楽しみに

by 田中 圭祐